2017年 11月 20日
ささくれ |

糸 中島みゆき
なぜめぐり逢うのかを
私たちは 何も知らない
いつ めぐり逢うのかを
私たちは いつも知らない
どこにいたの 生きてきたの
遠い空の下 二つの物語
縦の糸はあなた 横の糸は私
織りなす布は いつか誰かを
暖めうるかもしれない
なぜ生きてゆくのかを
迷った日の跡のささくれ
夢追いかけ走って
ころんだ日の跡のささくれ
こんな糸が なんになるの
心許なくて ふるえてた風の中
縦の糸はあなた 横の糸は私
織りなす布は いつか誰かの
傷をかばうかもしれない
縦の糸はあなた 横の糸は私
逢うべき糸に 出逢えることを
人は仕合わせと呼びます

奈良・多武峰の談山神社。
初夏の頃、青紅葉に埋れていたこの山も、今錦繍の時を迎えている。
今年のJR東海のCMにも取り上げられてましたね。
そのCM、当たり前ですが、
関西ではほとんど流れないので、
なかなかお目にかかれません。
何度も見るくらい素晴らしいので、
載せておきます。
良かったら、ご覧くださいね。
🔽
紅葉を見上げていたら、
中島みゆきさんの「糸」がどこからか聴こえて来た。
偶然にも、昨日の陸王でも、カバー曲が流れていた。
偶然にも、昨日の陸王でも、カバー曲が流れていた。
痛みや苦しみ、不安、悲しみ、絶望。
目に見えない「ささくれ」を抱えて生きる。
それらをどうしたらいいか。
それらをどうしたらいいか。
毎日思う。
抑えても抑えても、あふれてくる。
前を向けない。
上を向けない。
自分を持て余す。
途方に暮れる。
たくさんの人が笑顔で紅葉を見上げている。
山は、写真を静かに撮る人であふれている。
スマホの人も立派なカメラを構える70代の女性もたくさんいる。
老若男女、美しいものを求めている。
美しいものの向こうにあるものを求めている。
パワースポットを求めている。
神さまはきっと喜んでおられるだろう。
訪れる人々があんなに幸せそうな顔をしている。
笑顔でいる。
笑顔でいる。
いろいろなことは続くのだけど、
小さなことにひとつひとつ区切りをつけ、積み上げていく。
いろいろなひとと出逢いながら。
「ささくれ」という言葉には、
そんなちいさな想いがこめられているような気がする。
笑顔でいる。
いろいろなひとと出逢いながら。
「ささくれ」という言葉には、
そんなちいさな想いがこめられているような気がする。
笑顔でいる。
目の前のことを丁寧にする。
目の前のどんな人をも大切にする。
途方に暮れたとき、
にっちもさっちもいかないとき、
暗闇にいるような気分の時でも、そうやって淡々と過ごす。
幸せはそんな小さなことの積み重ねのような気がする。
by haryhareh
| 2017-11-20 09:42
| あたしのこと
|
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