生命は 吉野弘
生命は
自分自身だけでは完結できないように
つくられているらしい
花も
めしべとおしべが揃っているだけでは
不充分で
虫や風が訪れて
めしべとおしべを仲立ちする
生命はすべて
その中に欠如を抱き
それを他者から満たしてもらうのだ
私は今日、
どこかの花のための
虻(あぶ)だったかもしれない
そして明日は
誰かが
私という花のための
虻であるかもしれない
たまには好きな詩をひとつ。
もう少し長いVerもあるのです。
とてもいい詩なのですが、
あたしは短い詩が好きなんです。
こちらが完成系みたいです。
今日はカレー。
午前中に作っておく。
豚バラの切り落としをザクザク切って、
玉ねぎとにんじんとじゃがいも。
オリーブオイルでさっと炒めたら、
蓋をして、火をちいさくして、
辰巳芳子さん風の蒸し煮。
辰巳芳子さんは、食材を全部同じ大きさに切る。
あたしのはザックザクのアバウトなので辰巳芳子さん風。
蒸し煮は、食材の旨みが全部味わえる優れた調理法である。
なにより簡単で手がかからない。
おまけに美味しいスープができる。
火が通ったら、煮込む。
本日のルーは、S &Bゴールデンカレー辛口。
いろいろなルーを入れると確かに美味くなるけど、今日は援軍がいない。
煮込む時に、粉末だしを少し入れると、どこか馴染んだ味になる。
今日はいりこのだしをしゃっしゃと入れてみた。
あっというまにできあがる。
うちのカレーはこんくらい気さくに作るのがいい。
近い感じのカレー画像お借りしました。
こんな感じのいつものカレーができました。
同じルーを使っても、カレーはその人の味になる。
いや料理はすべてそうかも。
サラダ、ピクルス、福神漬け、コロッケを添えて、
いただきます。
ご馳走さまでした。