2018年 11月 08日
サバイバル |
先日落慶法要が終わったばかりの、
興福寺、中金堂にお参りしてきました。
すこーんとした青。
雲ひとつない秋の空。
いい感じではあーりませんか。
1300年前もこんな感じだったんやろか。
きっとこんな感じやったんでしょう。
少し歩いたとこにある国立奈良博物館で、
正倉院展をやっているせいか、
気候がいいせいか、
気分がいいせいか、
みなさんのんびり楽しんでらして、
とても気持ちのいい日。
幸せな気分があふれてました。
帰りにアミーゴに寄る。
夏になくしたクリソプレーズのイヤリングの片割れ。
なくしたものには意味があるのだと思う。
もう追っかけてはいけない。
でも、一個ぽつんといるとなんだか寂しそうなので、
相棒の君を作っていただけないか聞いてみる。
緑の少し大きめの石。
最近また、くすんだ緑やターコイズが馴染む。
やってみましょう、と言ってくださる。
この年齢になって、
やっと自分のことがわかってきた。
変わらないことと、
少し少し変わっていくことと。
あらがうことなく、
流れにまかせて、
自分を見つめてやろう。
とは、思うが、なかなかそうもいかない。
それにしても50代ってすごい。
作家の田口ランディさんも⬇️のようにおっしゃってる。
サバイバル、ですって。
そうだ、サバがイバルんやて。
なんちって。
なかなかこれまで更年期について、
細やかにリアルに教えてくれるひとはいない。
少し上の世代、そして同世代の作家たちが、
経験を話してくれるようになって、やっと晴れやかになった。
吉本ばななさんの「イヤシノウタ」にも、(更年期のこと)誰も教えてくれなかった、と書いてあったし、
大石静さんと阿川佐和子さんとの対談集「オンナの奥義」にも詳しく書いてあった。
あたしの場合、母の意外な理解が助かった。
ぐじぐじしていても、責めない。
姉ちゃん、こう身体が年寄りになっていく準備なんじゃから、大変じゃ、
しばらく、気をつけんといけんよ、と。
身も蓋もないけど、
厳しかった母からのことばは嬉しかった。
更年期になんもない人もいる。
ホルモンが出たり出なくなったりの変化にどうもあたしは弱いみたい。
思春期はとにかくいつも何かに追いかけられてるみたいだったし、
妊娠中はやたらハイテンションで、
産後ブルーは結構きつかったし、
更年期はいろいろな症状にうろたえるばかり。
つい自分を責めたくなるけど、
単なるホルモンの加減なんだ。
あたしは変化に弱く、
なかなか順応できない体質らしい、と、納得して、
あまり何も考えないで行こう、
毎日、細やかに気分を変えて、
自分に気持ちよく魔法をかけて、
今を生きるのがいいような気がする。
これからまた新しいあたしが生まれてくるんだし、というふうにして。
by haryhareh
| 2018-11-08 07:21
| あたしのこと
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